10月30日(月)とくしまSDGsシンポジウム2023が《“食”から考える消費者志向経営とエシカル消費》とのテーマで開催されました。
冒頭、徳島県後藤田知事のあいさつのあと、大塚ホールディングス株式会社、坪井様の「大塚の消費者志向経営」~社会課題の解決に繋がる製品・サービスで世界の人々を健康に~との講演があり、“消費者志向経営”と“エシカル消費”をテーマとした2つのパネルディスカッションが行われました。徳島県からとくしま生協に“エシカル消費”のパネルディスカッションでパネラー依頼があり、大久保理事長が登壇しました。
エシカル消費の現在の取り組み・エシカル消費に取り組んだ効果と課題・エシカル消費の今後とメッセージについて、それぞれコーディネーターの四国大学短期大学部の加渡いづみ教授からの質問に大久保理事長が答える形で発言しました。
現在の取り組みとして、「徳島県がエシカル消費を推進する企業を募集した際、その主旨に賛同し、“エシカル消費自主宣言”を宣言しています。また、消費者庁・徳島県・徳島市が一緒に作成した“てまえどり”の案内を買い場に店内掲示しています。」取り組んだ効果と課題では、「野菜の収穫体験・玄米の精米体験・買い物体験などを通じて、生産者の苦労や想いを知ったり、食品表示の背景や意味などを理解するなど、特に参加した子ども達から素直な感想が寄せられています。将来世代に体験の場を提供することが大切だと感じました。」今後とメッセージでは、「買い物は、毎日行うことです。現在取り組んでいることを大きく成長させて、それは誰かの笑顔につながるお買い物を生協に関わる皆さんと一緒にすすめていきたいと思います。」と発言しました。
加渡さんからは「とくしま生協は、“売り場”でなく、消費者の立場で“買い場”と呼ばれているそうですよ。エシカル消費は、近江商人の『三方良し』に加えて、“作り手良し”“未来良し”の『五方良し』の取り組みだと思います。みなさんで一緒に考えてできる事を実践していきましょう。」と締めくくりました。